電線切断
図面には完成品の各サイズが指示されていますが、実際の加工では端子を圧着したり、コネクタに挿入したり、または機器内での取り回しを考慮する関係上、完成後に図面通りの寸法になる様に計算して電線を切断しなければなりません。

工程設計時に切断長を決めるのも大切な作業の一つですが、独自の計算方法により最適な長さで切断していきます。

端子圧着
切断された電線の端末に端子を圧着していきます。圧着も電線加工の中ではクリティカルな作業であり、機械のメンテナンス、調整を含め、日々非常に神経を使っています。機械化が進んでおりますが、正確無比な作業の為、作業者の技術向上に努めております。

訓練を積んだ作業者によって正確に圧着した後には、全数圧着検査を行って次工程に渡します。

組立
端子が圧着された電線（ハーネス）を機器に取り付けていきます。１つの機器に組み付けるハーネスは、数十本から、多い物ですと100本近くになるものもあります。

当社製造製品では、極数も多く、似たような電線や箇所がある複雑な組立作業になりますが、独自のノウハウにより間違えることなく、正確に作業を行う事が出来ます。

組込み
それぞれの機器が出来上がると、それらを大きな筐体へ組み込んでいきます。段々と完成品に近づいてきて楽しい作業の一つです。正確に組込む事はもちろんですが、配線の美しさにも当社は神経を使っています。

整然とした配線取り回しは、見た目の良さだけではなく、使用開始後の整備性にも大きく影響してきます。

※お客様のご要望に応じた筐体の製造も可能です。お気軽にご相談ください

検査
ユニットが出来上がりましたら検査を行います。検査は目視検査と電機検査を全数行い、全ての機能が正確に稼働するか、要求される条件を満たしてるか等々、100％良品である事を確認します。

日頃より間違いないものづくりを心掛けておりますが、厳密な基準に沿って各検査を行います。

ここまで細心の注意を払って作業していても、結果が合格となるとホッとします。

完成
検査が終わりましたら、いよいよ完成品として出荷待ちとなります。
皆で力を合わせ、長きにわたる工程の後に出来上がった製品を目の前にすると、何とも言えない大きな充実感があります。

自分たちの頑張りが形になるのは本当にやりがいのある仕事です。